おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

2020年度宅建士試験の振り返り

まずは今年の試験、私自身の結果の振り返りをしたいと思います。
今年、2020年秋の試験で宅建士試験に合格したものの、目標としていた点数を稼ぐことが出来なかった科目もあり、そこは反省点が残るような内容でした。
 
合格点38点で、私の自己採点は41点でした。
内訳は、
権利関係 11/14
宅建業法 18/20
法令上の制限・税 8/11
5問免除 4/5
で、計41点です。
 
順番が逆になりますが、まずは宅建業法から振り返っていきたいと思います。
 

宅建業法 18/20

満点を狙っていた科目でした。実際18点はかなりギリギリのラインなはずです。試験に合格するために、業法は皆さん満点、もしくは落としても1ミスで19点を取ってくるところなので、私自身直前期はかなり力を入れて取り組みました。ですが結局18点…。実は模試を受けていても、一度も業法で満点を取ることが出来きないまま、結局本試験を迎えてしまいました。もっと直前期よりも前に、早くから(当初の目標設定時点から)満点を取ることを目標とするべきでした*1それは反省点のひとつです。
 
その要因のひとつとなったのが問32のクーリングオフに関する問題。結論から申し上げると間違えてしまったのですが、正直、自己採点をしていて驚きました。クーリングオフ問題で間違えるなんて、私の中ではあり得なかったので。クーリングオフは私にとって得意分野で、試験までの3ヶ月近く、問題演習や模試などで間違えたことはほとんどありませんでした。それだけ完璧に理解していると思っていたし、得点源分野だと自覚していた…のにも関わらず失点。原因は知識の穴でした。完璧だと思っていても完璧ではないというのを身につまされました。
 

権利関係 11/14

一方で、業法18点を補い合格に大きく寄与したのが権利関係でした。正直なところ、苦手科目であることは自覚してましたし、模試を受けたり過去問を解いたりしていても調子が悪いと(というか苦手分野ばかりの内容だと)点数が全然取れず、直前まで伸び悩んでいました。
ラスト1週間前になっても不動産登記法は全然得点できない。区分所有法もなんとか数値(過半数の同意とかそういうの)を覚えたようなレベル。かと思えば相続の考え方もちょっと捻られると頭真っ白。不安しかないような状態。
 
そこで思い切って、権利関係のなかでも明らかに苦手な登記法は本当にベーシックなところだけを押さえてあとは捨ててしまい、前述した苦手分野の区分所有法と相続もテキストの基礎レベルに留め、その分、その他の分野で落とさないように力を入れました。特に借地借家法はずっと(去年受験時から)苦手でしたが、100%出る分野ですし、合格者はここは必ず点を取ってくると聞いていたので、諦めないで出やすいところを集中的にやり込んでなんとか本番に間に合わせた、という感じでした。結果、捨てた不動産登記法と相続は失点しましたが、他でしっかりと得点を稼ぐことができ、合格に大きく近づくことができました。

法令上の制限・税 8/11

他の受験生がどれだけ得点してきたのかわかりませんが、点数的にはまぁこんかもんかな…というのが正直なところです。受験後、講師陣の解説を聞いても、難問といわれるレベルのものが数問あり、そして私はしっかりそこで点を落としていましたwとはいえ標準レベルの問題であった不動産取得税を落としてしまったのでそこは痛いのですが。税は他の受験生が疎かにしがちだと聞いていて、私は税2問はどちらも取ってやる!と思っていたのですが、明らかな対策不足でした。
ですが、ケアレスミスなくその他の分野で着実に点を取れたので、そこは良かったです。
 

5問免除 4/5

5問免除の方々はもちろん満点扱いになる科目ですので、ここも5点満点を目標にしていましたが…結果4点。落としたのは最後の建物でした。建築士なのにここで落とすという…さすがの落ちこぼれっぷりを発揮wいや笑えないですけど。
 
 
結果、落とした問題については「対策不足」と「難問」が中心だったので、難問は仕方ないにしろ(難問については最初から取れないだろうと諦めていました)、対策不足についてはもっとやりようがあったのかな、と思います。しっかり対策を網羅していれば、もっと点が伸びて45点近くまで届いたのかな、というのが悔やまれます。
本当はもっと点数に余裕を持ちたかったというのが正直なところです。そこについてはまた次回以降書きます。
 

*1:業法で満点を取らないといけないと気づいたのは比較的直前期だったような気がします。業法で満点が取れていない!と気づいたのも模試を受けるようになってから。それでは遅かったのです。