おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

受験を決めてから最初にしたこと④~なぜ独学か~

前回、勉強方法の選択について書きました。今日はその続きです。前回の記事はこちら↓

ochikoboretakken.hatenablog.com

 

1.宅建士に合格するため必要なことは何かを調べる
2.宅建士に合格するために目標を立てる
3.目標を達成するためには何が必要か考える
4.勉強方法を考える
5.計画を立てる

 

 スクールか?通信教育か?それとも…と悩んだ末に私が選んだのは結局独学でした。

メリットはもちろん…お金が他の選択肢と比べて安い。それは周知の事実ですよねw。でも私が独学を決意した一番の理由は、勉強を進めながらベストの手段を取捨選択できる、ということでした。

やりながら取捨選択できるのが独学

通信教育と独学で揺れるなかで、通信教育はそれと決めたらその教材で突き進むしかなくなる、ということが私にとってはデメリットでした。通信教育(とスクールもそうですけれども)は最初にお金を払い、その対価として教材や講義を買います。そうすると、たとえ途中でその教材が合わないと感じても、お金を払っているわけですからそれを使うしかなくなるのです(これは私の場合は、です。一度”コレを使う”と決めたらそれに拘ってしまう性格なので)。もちろん合わないと感じた時点でその教材を捨てることもできるとは思います。でもやっぱり勿体ないと思ってしまい、違和感を感じながらもその教材を使い続ける自分が想像できてしまったのです。

2019年の試験を適当に選んだテキストで勉強していた私は、わからないところがあればネットで調べたり、Youtubeで検索をしてアップされている講義を利用したりしていました。そのときに、「この分野はこの解説がわかりやすい」「でもこの分野はこっちのほうがいいな」というように自分で自分に合うものを探し、選びながら勉強していました。結果、そのやり方で合格することはできませんでした。ですが、この記事で書いたように、私が不合格となった理由は「テキストの選択ミス」「時間不足」「情報収集不足」などが大きな理由で、勉強のやり方そのもの、つまり自分にとってわかりやすいと思ったものを取捨選択しながら勉強していくやり方自体にはあまり問題がなく、むしろそれで身になった部分も多くあったのではないかと考えていました。

また、試験直前期にはヤマ当てのようなものや模試など、さらに試験本番に近い教材で勉強するようになりますが、それら教材には”その教材をつくる人(会社)の指向が出やすいのではないか”ということを感じていました。例えば、その教材をつくった人が「借地借家法の中でも定期建物賃貸借がヤマだ!」と考えていたら(実際ヤマなんでしょうけども)、講義でもそこばかり→当然模試もそこが出る!→借地借家法模試で点取れたから大丈夫だ!→でも本番はそこが出なかった。借地借家法は定期建物賃貸借ばかりやってて他を疎かにしていたから点が取れなかった。ということが起こりうるのではないか?ということが危惧されました(これも私の場合です。きちんとどの分野もくまなく勉強されていればそんなことは起こらないです。私は2019年受験時は時間が足りなくて網羅的に勉強することができなかったため、2020年勉強開始時にそのことを危惧していたのでした)。

もちろん、スクールや通信教育を選んでも、自分でわからないところを調べながら勉強するというやり方はできますし、様々な教材を行ったり来たりすることもできます。ですが、「(自分が思う合格条件である)スクールや通信教育を120%使うことができないのではないか?」ということと、「(スクールや通信教育をベースとしたい気持ちがあるなかで)あちこち手をつけることになり中途半端にならないか?」ということが心配でした。

それならば、最初から「取捨選択しながら勉強する」ということをベースとするのが自分に一番合っているのではないかということから、勉強方法は独学にすることを決めました。

 

結果として、今年受験勉強時は選んだテキストのクオリティーがとても高く、また自分に合ったテキストだと感じていたので、前年ほどいろんな教材を行ったり来たりすることはありませんでした。しかしながら直前期にはひとつの教材に拘らずに様々な講義を視聴したり模試に挑戦したりしたことで、偏ることなくどの科目・分野も総合的に力をつけることができたと思っています。ただし、独学は情報収集を自力で行わないといけなかったり、時間の管理や勉強の計画をすべて自分で行わないといけなかったりと、大変な面が多くあつたことも確かです。

とはいえ(合格したので結果論ではありますが)私にとっては、宅建は独学が一番合っていたようです。