おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

【独学でも】受かった決め手はテキストにあり

悩みに悩んだ末決めたテキスト。独学受験者の私にとって宅建受験最大の相棒となったのが、このテキストでした。

 

※2024年度版です

 

買った途端にカバーを外しw、持ち運ぶときの煩わしさ(ごめんなさい)を排除。直前期はリアルにずーっと持ち歩いていました*1。おかげでボロボロになりましたが、それだけ勉強した!という証な気がして、そしてそれが嬉しくて、未だにちょこちょこ眺めてしまうくらいですw

「出るとこ」に絞られている良さ

このテキストの良さは、タイトル通り「出るとこ」に絞って簡潔に纏められているところ。宅建試験は(私にとっては)何だかんだ勉強しなければいけない範囲が広く、あちこちにとっ散らかってしまいがち(そして覚えられない)。でもこの本はポイントを絞られていて、むしろあんまり出ないような内容は思い切って(?)大幅に簡略化されていたりして。

たとえば法令上の制限のなかの用途制限。普通のテキストだと(例:私が不合格時に使っていたテキスト)、見開きページに表がぶわーっと図示されていて、ハイ、これ覚えてねって感じだったんですけども。まぁ覚えられないわけですよ。何度発狂しそうになったか。。

ですが、このテキストでは表自体は1ページの半分くらいに収まっていて、項目にして10くらい。これなら覚えられる、とかなり心が軽くなりました。結局この用途制限のところって、出たとしてもそんなの分かる訳ないじゃん!!!っていうような(2019年度のこども園とかね…試験当日「は???」ってなりましたから…。そんなのどのテキストにも載ってないでしょ、みたいなやつ)のが出たりというように、すんごく苦労して覚えた割には結局点に結びつかなかった、みたいなことがあるらしく。そういう分野をきちんと分析して必要なところに絞ってくださっているので、結果、テキスト周回したあと過去問を解いたとき(計画でいう年度別過去問をはじめたとき)に、最初から思った以上に点が取れました。これは本当に大きい。

実は去年も流れとしては同じような流れで勉強していたんですね。テキスト→分野別過去問をひととおりやった後に、年度別過去問という流れ。でも去年は年度別過去問をやりはじめても全く手応えがなく、点が取れなかった。もちろん今年はテキストを替えたのに加えて色々工夫をしたというのもあるのですが、それにしても最初からまぁまぁ点が取れるとは思っていなくて。年度別過去問をやりはじめたときに勢いをつけられたことが、合格に直結した要因のひとつかなと考えています。ほんとこのテキスト様々です。私に合っていたんですね。

 だけど…

しかしながらこのテキスト、そこまで大きい問題ではないものの、私にとって使いづらい点もありまして…。それは索引がないこと。問題を解いている時などに出てきた用語がわからない、もしくは今解いている問題が「このテキストのどこに載っている話なのか」というのさえわからないときもあったりして、そういうときに索引を引きがちなんですね、私は。「なんのこと!?」→すぐ索引!が私にとってベストに効率の良い勉強方法で。それができなくて、いちいち目次で見当つけて→「あぁココじゃない!」みたいなのを繰り返すのがちょっと面倒で。

また、出るとこに絞られて構成されているので、当然ながらあまり詳しく載っていないようなこととかもあるんですね。たとえば過去問を解いていると、「かなり低い頻度で出るような分野」も問題として出てくるわけです。「かなり低い頻度で出るような分野」だから、まぁそのまま読み飛ばしてもいいのかもしれないんですけど、私としてはそこも理解はしておきたい。周辺知識も一読しておきたい。だって悔しいじゃないですか、本試験で「これちらっと見たことある気がする!でもわからない…」ってなるの。

 

でも、それら問題点は解消することができたのです。その方法は…

*1:持ち運びやすさでいえば、科目ごと分冊になるようなテキストもあると思うのですが(実際2019年度受験時はそういうタイプを使っていました)、このテキストは分冊はできないものの、そこまで分厚くないので持ち運びに苦労した記憶はありません。そもそも2020年度は新型コロナウイルスの影響でほとんど外で勉強しなかった、というのはありますけども。