おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

奇跡の最強コンボ、発見

前回、私の宅建受験の相棒となったテキストについて書きました。前回の記事です↓

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

 

話はさかのぼりますが、宅建士再受験を決意したのは1月上旬頃。「出るとこ集中プログラム」の2020年度版の刊行は2月下旬。せっかく「受けるぞ!」とやる気になっているのに、このまま2月までぼーっとしているのは勿体ない。別に良いテキスト探して買おうかなぁ。ということで、実はそのときに購入したのは、「出るとこ~」ではなく、別なテキストでした。それがこちら。

 

books.rakuten.co.jp

【注意!】上記テキストは2021年度版です。2022年度から、ユーキャンの宅建士テキストはリニューアルしたようで、フルカラーになったようですが、「速習レッスン」というサブタイトルが外れてしまったみたいです。私のブログ記事は2020年宅建受験当時の内容ですので、その点ご理解いただきつつ、下記読み進めていただきますようお願いします(2022/6/23追記)。

 

↑これは2023年度版、リニューアル後のテキスト。

 

このテキスト(以下、「速習レッスン」)は、宅建講師陣のブログ等を漁りながらテキスト探しをしているとき、みやざき塾の宮嵜先生がブログか受験ガイド的動画か何かでおすすめされているのを見つけ、本屋さんで手に取ったのでした。宮嵜先生も私が信頼している宅建講師のおひとり。実際にパラパラとめくってみると、確かに内容は充実していて、文字と図解のバランスも良さそう。

ですが、この「速習レッスン」のほうは内容がかなりボリューミー。主観ですが、このテキスト丸々完璧にしたら50点取れるんじゃないか?というほど。それはそれで良いんですけど、これだけの分量を私の脳みそが覚えられるとは到底思えず。そしてまた、中途半端にとっ散らかって点が伸びない悪循環…そんな未来が見えるような気がしてなりません。なにより、また”おすすめされていたから”という理由だけで大した根拠もなく適当にテキストを選び、失敗した!とはなりたくない。だから一度は「出るとこ~」にしようと決めたのですが、刊行が遅いからどうしよう。うーん。

そこで思いついたのです。この「速習レッスン」のほうをサブテキストとし、補助的に使う(2月まではメインとして使う)。「出るとこ~」が刊行されたら、そちらをメインテキストとする。この二刀流でいけばいいんじゃない!?と。

テキスト2冊なんて、実際使わないかもしれない。でもこれでまたテキスト選びに失敗したくはない。かといって2月まで時間を持て余したくもない。

 

決めた。テキスト2冊、買う。

 

ということで、「出るとこ~」をメインテキストに、「速習レッスン」をサブテキストとすることに決めたのでした。そして、このときは気づきませんでしたが、この決断が後々大きく勉強に効いてくることになるのです。

前回書きましたが、「出るとこ~」の弱点は索引がないことと、細かい分野まで掲載がないこと。それを「速習レッスン」は見事にカバーしてくれたのでした。まさに奇跡の組み合わせ!

「速習レッスン」のほうは巻末索引が整っており、さらに本文の他に注釈がとても充実していて、周辺知識やさらにワンランク上の知識も併せて押さえるところができるのが最大の魅力でした。なので「速習レッスン」のほうは、私は辞書のように使っていました。たとえば「出るとこ~」でもわからない事項が出たとき、「速習レッスン」の索引で探して解説を読む。注釈もあればそこもチェックする。「出るとこ~」に速習レッスンのページ数を書き込んでおく。このコンボがめちゃくちゃ良かった!!!

テキスト2冊というのは独学の私にとって、とても心強い勉強の味方でした。この2冊どちらも強調されていることは本当に大事なんだなと思いましたし、たとえ一方の解説で理解ができなくても、もう1冊のほうで理解できる!ということもありました。とはいえメインテキストの「出るとこ~」は分量も解説も全て私に合っており、直前期にはサブテキストは本当に補助的にしか使わず「出るとこ~」完全メインになっていたので、最終的には「出るとこ~」1冊でも受かっていたかもしれません。ですが勉強の効率が上がり、そして細かい知識をカバーしてくれた「速習レッスン」にはとても助けられたので、やっぱりテキスト2冊作戦はベストな選択だったかなと思います。