おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

抵当権は根気よく

今日は久しぶりに苦手克服について。 以前書いたとおり、受験生活2年目にして一番最初に取り掛かったのは権利関係でした。特に苦手としている項目が多かったので繰り返し勉強した分野ですが、そのなかでも苦手のひとつだったのが抵当権(何故か2020年度試験では出題されませんでしたけど。たくさん勉強したのに…!)。

抵当権とひとくちで言ってもとても幅広くて、勉強をすすめていくと法定地上権とか根抵当権とか、どんどん広く深くなっていきます。これが厄介で。成立要件や定義などが細かくて、なかなか覚えられずにとても苦労しました。

 

まずは基礎固め

あくまでも基本に忠実に。まずは基礎固めをします。意外と(?)そこが大事で、ここを中途半端にした2019年は抵当権はほぼ捨てたも同然で、全く得点源とはなりませんでした。たとえば付従性と随伴性。この用語の意味をしっかりと理解しないと先には進めない抵当権のことを基礎となる考え方ですが、それが案外問題に出されると覚えていなくて。なんとなく「言われればわかる」けど、いざ少し捻られて問われたりするとわからないというのが、しばらく続きました。吉野塾の吉野先生は債権と抵当権のことを主人と付き人と称して解説して下さっていたのですが、この考え方が私には一番理解しやすかったです。

そういう意味では結構教わった講師によって得点源になるか否かが変わってくるような気がします。かなり噛み砕いて教えてもらわないと、正直ただ用語や解説をなぞっていくだけでは私は厳しかったです。さらに独学ですからね……なのでもうYou Tubeで抵当権の解説は何度も観ました。私にはそれとテキストしか頼れるものはないので。裏ワザとかは無いので、もう正当法で攻めるしかありません。

 

問題をひたすらこなす

理解ができたら問題を解いていきます。精神論みたくなってしまいますが、ひたすら問題を解いて、抵当権のルールを叩き込んでいくしか道はありません。幸いにも(?)抵当権は過去沢山出題されているので、過去問はたくさんあります。問題を解くときには面倒でも必ず図を描くこと。簡単にでも土地と家を描いて、例えば法定地上権の問題ならそこに①とか②とか抵当権が設定された順番を描いていって、手を動かしながら考えていきました。繰り返しになりますが抵当権はただ文章を追うだけでは難しかったので、自分でわかるように絵を描きながら考えるのがミソ。

それでも、(私の場合はですけど)春までに理解度100%までもっていくことはできませんでした。実際、根抵当権は繰り返し学習はしましたがなかなか身につかず(勉強したその時は理解するけど、時間が経つと考え方を忘れてしまう)、結局試験当日に付け焼き刃的に確認するという体たらくでしたし。それでも抵当権を春までに「理解しておく」ことが出来ただけでも良かったのかなぁと思います。一度理解だけでもしておけば、夏以降に年度別過去問を回していくにつれてようやく点が取れるようになってきたので。

抵当権はとにかく根気よくですね。1度で100%まで持っていくのを諦めたのがよかったのかもwあとは自分にあった解説をしている講師を見つけることが大事かもしれません。