おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

コロナ渦ならではの戦い方

外でも勉強していた2019年

先日、1都3県で緊急事態宣言が発出されました。

2019年に宅建受験をした際には、もちろんコロナのコの字も出ていなかった時でしたので、外でも勉強をしていました。家から車で20分くらいの場所に大きな図書館があって、学習エリアとして整備されている空間があったためよく利用していました。ただし休みの日は学生さんが押し寄せるので早く行かないと席が取れなくて、万が一席が取れないと引き返さないといけなかったり、家から20分、つまり往復40分が勿体なくて直前期はあまり使っていませんでしたが。とはいえ静かだし周りも勉強をしている環境なのでとても集中でき、家ではなかなか進まない過去問も、図書館でやれば一気に進むなんてこともザラだったので、勉強環境としてはとても重宝しました。

一方で、図書館での勉強にはデメリットがありました。図書館の学習エリアというのはとても人気です(場所によるとは思いますが)。私が使っていた図書館は学校が近くにあることもあり、朝に先着順で席が埋まり、休みの日ともなると午前10時前には使えない人も出てくるほどの人気っぷり。なので「20分以上席を外している場合は図書館側で荷物等を預かります」とのルールがあり、長時間席を外す際には他の人に席を譲る必要がありました。そうなるとお昼を取ることもできないため、途中で切り上げるか、昼食を取らずに勉強し続けるしかありませんでした。

あとは街中に行く用事があるときは(私は田舎住まいなので…)カフェでも勉強していました。とはいえどこのカフェでも勉強できるわけではありませんし、カフェで勉強するにしてもそこまで長居はできないので、勉強を目的にカフェにいくというよりは、先ほど書いたように"ついで"で勉強するという感じでしたけども。

 

図書館やカフェ。いずれも誘惑がなく勉強するしかない環境を簡単に手に入れられるので2019年はよく使っていましたが、2020年のコロナ渦では一切使用しませんでした。春先の緊急事態宣言が解除されてからは図書館も(限定的にではありますが)開放されていましたが、やはり勉強をするとなると同じ場所に留まることになるためリスクが伴います。そこまでして外で勉強する必要はないとの考えから、2020年は専ら家での勉強となりました。

 

家での勉強

学生時代、私は家では勉強ができない人間で。集中が途切れると誘惑に負けてしまうからです。家というのは言わずもがな、勉強以外のことをしようと思えばできてしまう環境なので。学生のときあるある(?)のひとつ、試験前に漫画を読んでしまうとかそういうのをやってしまうダメ学生でした…。だから2020年、家で勉強をやらざるを得なくなったとき、家で勉強って…どうしようかなぁ、というのが正直なところでした。

でも逆を言えば、家であれば「好きに勉強ができる!」それを逆手に取ろうと。家ならなにもかも自由。好きなときに昼食をとることができるし、休みたければ昼寝もできる。たしかに2時間も3時間も昼寝していたらダメですけどw、仮眠くらいならOKでしょう。wi-fiだって飛んでいるわけだから動画を観て勉強だってできるし、資料だって家に全部揃っているわけだからすぐ調べられる。もうこれは家の環境を最大限活用しよう!と思いました。それが結局は動画を活用するという勉強法に繋がっていったように思えますし、勉強時間の考え方を改めるきっかけにもなっていくんですけども(それが集中できない→誘惑に負けるという悪循環を解消する方法となりました、そのうち書きます)。

 

あとはコロナ渦で人と会う機会が激減しました。皆がそうだと思いますが、友人たちとのご飯や飲み会、遊びは大幅に減り、職場の飲み会も一切なくなりました。休みの日もなかなか出かけられない。「家でやることがない」という声があちこちから(私の周りだけ?w)飛んでくる中、私たちにはやることがあるんですよ!宅建試験の勉強が!!

私は夏が過ぎた頃から勉強の進捗具合に焦りだして「あまり遊んでいられない」となったんですけども(それは2019年、2020年どちらもそうでした)、2019年はそんな中でも会社の飲み会はあるし(皆参加するから断れないようなやつ)、友人からの誘いはあるし(周りは宅建受験を知らないので普通に誘ってくる)、その他普通にいつもの夏~秋なので色々楽しいこと・やりたいことも盛りだくさんにあるしで、勉強しないといけないとはいえまぁまぁ遊んでいました。それが2020年はほぼ予定なし絶好の勉強環境!もうこれは逆手にとってガツガツ勉強してやるーーー!!と、特に直前期はひたすら家に籠もって勉強していました。Stay Safe,Stay homeが合言葉な昨今、我ながら逆転の発想ができて良かったなと今振り返っても思いますwあと誘惑がなかった分、勉強の計画がすこぶる捗りました。計画を立てるまででなくとも、「今週はここまでやろう」というのがほぼ達成できた記憶があります。

 

2020年度の試験は、おそらく多くの宅建受験生がこのコロナ渦を逆手に取りがっつり勉強してきたのではないかと思います。結果、38点というハードルとなってしまったとも思うので、やはりこのコロナ渦、ことに宅建試験受験生は勉強したもん勝ちです。私自身、転んでもタダじゃ起きない精神なのか貧乏性の延長なのか…今この環境を無駄にしないぞという気持ちを勉強にぶつけていた気がするので、去年思い切り勉強できたのはコロナ渦のストレスを解放するためにも良かったのかもしれません。