おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

忘れることへの対処

私はとにかく忘れっぽいです。

学生の頃からそうだったか…と言われれば中学の頃はそうでもなかった気がするし、高校、大学と年齢を重ねるにつれそれを実感するようになってきました。もちろん、年齢が上がるにつれ学問のレベルも上がってくるわけですが、なんていうんだろうな…そういう学問を学ぶときに覚えるために使う記憶(長期記憶?)と、一瞬の物事を覚えるために使う記憶(短期記憶?)、どちらも弱いので、なんかもうどうしょうもない感じw脳の専門的なことはわかりませんが。

だから暗記はとても苦手。とくに脈略のないものごと(例えば数字だけを覚えるとか)はほんとーーに覚えられません。とはいえ学問を学ぶのに「覚える」ということから逃れることはできないですよね。覚えることを覚えなければ、試験に合格なんてできませんから。

だから宅建試験でいうと法令上の制限(とくに建基法とか)は暗記項目が多いので苦手にしていました。「こういうものだ」と割り切って覚えることが多くて…わたしのやり方がイマイチだったのかもしれないですけども。のちのちゴロを使ったり何だかんだ工夫して覚える努力をしていました。※それについてはまた法令上の制限対策についてしっかり書くときにお伝えします。

勉強していて愕然としたのが、報酬計算の項目。この項目、計算自体は難しくないのですが、細かいルールが多くて。速算式自体はすぐ覚えられたのですが、代理か媒介か、さらには特例やら何やらでもう大混乱!!!いつまでたっても得点源にならずに苦労した項目のひとつなのですが、それじゃあいつまでたっても業法満点の足枷になると、ある休みの日1日使って、もうひたすらに報酬計算の問題を解きまくりました。今まで全くもって得点源にならなかったこの項目が、+1点得点できるようになれば、1日かけてやったとしても無駄にはならないじゃないか!と思って。そして実際、その日の夕方には9割5分正解できるようになりました。あぁ良かった!これでもう報酬計算は苦手ではなくなったし、今日1日が無駄ではなかったなと。時期としては8月か9月か…結構直前期だったので、また一歩合格に近づいたなという気持ちで。

それで次の日、もう直前期なので年度別過去問を解いていて、驚愕しました。報酬計算の特例について問うような問題で不正解だったのです…前日あんなにやったのに、ですよ…?ふっと、「あれ?これどうやって解くんだっけか…」と悩んだんですよね。その時点で自分の頭の悪さというか記憶力のなさに本当に呆れました。。

 

もうね、仕方ないんです。それでもやるしかないのだから。諦めずに繰り返すしか道はないんですよ。でも本当に困って、ネットで覚え方調べたりとかしましたけど、音読したり解説動画観たり何度も読んだり何度も問題を解いたり、そうやって繰り返して身につけていくしかないんですよね。覚えていないのなら覚えるまでやりなさい、というようなことをみやざき塾の宮嵜先生も以前仰っていました…本当にその通りで。

そういうガチでだめな項目は、直前1ヶ月とか毎日問題解きました。毎日やれば流石に覚えてくるので。でもそうなる前に、本当は早い時期からしっかり繰り返しやっておけばよかったなぁ、と今更思います。そうすればたとえ忘れたとしても復活が早いというか、「あぁそうだった!」となると思うので。理解していないところをいくら覚えようとしても、前の蓄積がないとまたイチからに逆戻りで、時間がいくらあっても足りなくなりますからね。

結局、小手先のテクニックではどうにもならないので、王道で攻めるしかないのでした。