おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

【苦手克服】重要事項説明書・37条書面(やり方編)

昨日に引き続き、重説の覚え方について。昨日の記事はこちら↓

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

 

えっと。昨日も書きましたがオススメはしないやり方です。もっと正当法できちんと理解しながら覚えたほうが絶対にいいと思います。あくまで試験直前の10月に、急いで覚えないといけない!という状況下で完全独自の、私のやり方をご紹介します。

 

概要を整理する

ひとつずつステップを踏んでいきます。まずは35条、37条(以下、重説)、それぞれ概要を整理するところからはじめます。むしろこれができなくて苦労したんですけど。なにが大変かというと、重説のなかに、建物・土地・売買・賃借で説明しないといけない/しなくても良いがあって、かつ35条は区分所有法の場合も考えないといけない。これが訳がわからなくなるのです。私の手持ちのテキストも、正直!それぞれにまとまっているかといえばそうでもなく、注釈で※この項目は貸借で説明する必要はありません。なんて書いてあるだけ、みたいな。もう混乱です。だからまずは、自分が理解できるようにそれぞれの項目を整理することからはじめました。

ひとそれぞれ、もしくはテキストによって分け方は違うのかもしれませんが、私の整理の仕方は、下記のとおり。

【35条】

  • どんな取引でも記載が必要
  • 宅地建物売買で記載必要
  • 宅地建物貸借で記載必要
  • 建物売買貸借で記載必要
  • 建物売買で記載必要
  • 建物貸借で記載不要
  • 宅地貸借で記載必要
  • 区分所有建物で記載必要

【37条】

  • 全ての取引で記載必要
  • 貸借のとき記載不要
  • 定めがあるときだけ記載必要
  • 定めがあっても貸借のとき記載不要

…いまこの整理の仕方について、当時のノートを見直しながら書いているのですが、本当にこんな分け方でいいのか?と今更ながら思いますが…これで点が取れたので大丈夫なのでしょう(たぶん)。ちなみに35条の分け方ってこれでいいの?と不安に駆られたのですが、2019年当時使っていたテキストにはこう分類して書いてあったんですよね。それを参考にして分類したので一応網羅されているはずです(一応2020年に勉強し直したとき、手持ちのテキストで再確認して、2019年のやり方でいけるぞ!と思ったのでこの独自のやり方で突き進むしかないのでした。もうこれで身につけてしまったので)。この整理した項目を前提に、次に進みます。

概要(大枠)を覚える

整理をしたら、それぞれの項目を覚えていきます。この重説項目には罠が色々あって、たとえば「アスベスト使用の有無の調査結果について説明する」という35条の記載項目については、記録が無いからといって宅建業者が調査をする必要はない、といった補足事項があるのですが、この補足事項が結構厄介。試験でもこの補足事項が狙われどころだったりするのですが、まずはそれは横に置いておきます。細かいことは後回しにして、まずは大枠を覚えていくことが先です。

とはいえ、さっき整理した項目だけでも10項目以上あります。その中身について覚えるのは結構大変。そこで私が編み出した方法というのは…

歌にする

です。

好きな曲って、何度も聴いたり口ずさんだりしているうちに覚えるじゃないですか。別に宅建のための曲なんて好きでもなんでもないですけどw、自分で作詞をして歌にして覚えてしまおう、と考えました。いわゆる替え歌を作ろうというわけです。

私はもう、ラップから懐メロからアイドルソングから、ありとあらゆるジャンルから(自分がすでに歌える曲であることを前提として)チョイスして、替え歌を作りまくりました。時には言葉の順番を入れ替えたり、言い替えたりしながら。

えーっと、とてもじゃないけどその中身は載せられません。自分しかわからない略語を作ったりしていたりするので…。それにこれは私の実体験なのですが、これは自分で考えて作った方が圧倒的に覚えます。事実、ゴロとかでなんとかこの重説を攻略しようと試みている人たちはたくさんいて、ブログとかで紹介している内容も拝読したりしたのですが、正直私には覚えられないものばかりで。自分の口に馴染みがないから覚えられないというか…。だけど自分で苦労してつくった歌についてはどんどん覚えることができて、点にもすぐ繋がりました。だから絶対、自分でつくったほうがいいです。

………ひとつだけだったら。

ひとつだけまだ載せられるのがあるので、それならば、まだ。35条書面で、区分所有建物のときに説明しないといけないものについて、の歌です。ほんと、参考までにですけども。

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この歌詞を、星野源さんの『恋』に乗せて歌います。サビの後半部分(君の中~)から上記歌詞に当てはめると、たぶんぴったりサビが終わるはずです。もうこれを、私は通勤の車の中でひたすら歌いましたw

なんで星野源さんの恋なのかというと、たまたまテレビで星野さんが歌っているのを観たからw。ほんとそれだけ。これに当てはめられないかな~お、意外といけるかも!みたいな感じであっさり出来上がりそうだったので、これつくっちゃおう、となったわけです。

もちろんこれは35条区分所有建物の歌詞ですが、他にも(項目が色々組み合わさって出来た歌詞もあるので)5曲くらいありますwどれも今でも空で歌えるくらい、めちゃくちゃ歌い込みましたwこれで重説の大枠を押さえました。これで7割くらいは覚えたことになる、かな?

補足事項を補填する

先ほども書いたように、重説は大枠を覚えるだけでは点が取れません。その覚えた項目がどういうことなのか、記載するのはその内容なのか概要なのかなども含めて細かい補足事項を正確に覚えていきます。正直私も、歌が完成して満足していたところがあったのですが、マジでここは疎かにしてはいけないところです。繰り返しになりますが、この細かいところが狙われるので。これはもう、テキストを読み込み、問題を繰り返し解いて身につけていくしかないかと思います。でも、なんとなくイメージできるのもあったりするんですよね。先ほど書いたアスベストについてもそうですけど、いち宅建業者なだけなのに、わざわざアスベストの有無調べるなんて大変すぎるから、調査までは必要ないのかなぁ、みたいな感じで。そうやってストーリーを作るというか、イメージしながら覚えていくことでより頭に残りやすいのかなと思います(それは概要を覚えるところでもそうですけども)。

 

こうやって私は急激に重説で点が取れるようになりました。とはいえ2019年は確か3問中2問正解だったかな。その1問を落としたのは…やっぱり詰めが甘かったから。2週間の付け焼き刃ではこの程度です。結局は問題演習が結構大事だったりします。重説についてはインプットとアウトプットを同じくらいのバランスでやるのがいいのかもしれません。