おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

税・価格評定は3問絶対取る!!

結局本番では3問中2問しか取れなかったんですけど。

税(国税及び地方税)と価格評定で毎年計3問。テキストでは、そのうち2問取りましょう、というのがスタンダードなのかな、と思います(手持ちのテキストにはそう書いてあった)。でも私は!3問全問正解してやる!!と思って勉強していました。

というのは、税は受験生が疎かにしがちな分野であると聞いたからです。宅建って4科目があって、人それぞれ得手不得手があると思うんですけど、他の受験生が取ってくるようなところを苦手にしてしまうと、かなり痛手。逆にいえば、他の受験生が苦手としてくるようなところで他の人たちと差をつけてしまえば、他の受験生たちから一歩リードできるのではないか、と思ったのです。最近の宅建は合格ラインが高得点なので、ここで1,2点落とすのは命取りかもしれぬ、と考えたというのもあります。

とはいえ目標点が2点である以上、みなさんそれなりに勉強して対策して受験を迎えるとは思うのですが、少なくとも2019年不合格になったときの私は、税の全分野、やみくもに勉強したものの結果中途半端になり、本番で全く点が取れなかった、という散々なものでした。こんなに情報化社会なのに。そう、税は毎年傾向があるんですよね。ご承知の方のほうが多いと思いますが。

 

まずはその年の傾向をつかむ

「今年は税のなかでもこれが出やすいだろう、なぜなら去年一昨年はコレが出たから」みたいなのがあるのが税。税は分野が決まっていて(たとえば国税なら譲渡所得税贈与税、登録免許税、印紙税の4分野)、そこから1問出される。そしてそれはランダムではなくて、ある程度規則性がある。つまり、毎年出やすい分野の傾向があるんですよね。でもテキストにそんなこと載っていなかったので(私のテキストだけ!?)、2019年の私はそんなこと、全く知らなかったのでした。

ちなみに私が受験した2020年度に言われていたのは、印紙税贈与税が怪しい!ということ。結果みごとに10月試験では印紙税が出てガッツポーズしました(心の中で)。ちなみに地方税は不動産所得税だと言われていて、これもドンピシャでした。ただし、2020年度も2021年度も12月試験というイレギュラーが発生しているので、どうなることやらですね。ここは素直に、講師陣の意見を聞いて取り入れるべきです。だいたいどの講師も同じようなことを言っているはず。2021年はどうなる、とか私はチェックしていないのでここでは控えますが、ヤマカンは止めてプロの話を聞くべし。もし講師陣が「どれが出てもおかしくないから全部勉強しろ」というのなら、私なら素直にそうします。

それでも、『出ないだろう』と言われていた分野も一応目は通しておいて、万が一出たときのために100%勘に頼るようなことにはならないようにはしていました。過去問をやっていると、どうしても触れざるを得なかったりしましたし。とはいえ力のかけ方は全然違いましたけどね。うん、過去問を通すくらいでしたね。

ということで私は、2020年出やすいと言われていた贈与税印紙税、不動産所得税を中心に勉強しました。あ、価格評定はどっちも(地価公示法、鑑定評価)やってましたよ。

テキスト⇔過去問を繰り返す

めちゃくちゃ普通ですが、結局ここはコレしかなかったです。過去問をやりながら覚える。それに尽きます。税が苦手になるのって、数字とか適用条件とかが複雑だから。特に地方税なんかごちゃごちゃになりやすかったですし。かといって私が今までやってきた、「図を描いて覚える」なんてやり方も、図を描いて覚えられるような項目じゃないので通用せず(頑張ればできるかもしれないですけど。ストーリー仕立てにしたりとか??)。だからこそ過去問を徹底的にやるしかないなと思っていたので、スキマ時間を使って過去問アプリをよく回しました。とくに直前期は。価格評定は点取りやすいんですけどね。

あとはゴロはよく使っていました。ゴロというかノリ(?)というか…。たとえば不動産取得税の課税標準の免税点として土地の取得は10万円未満は課税されないんですけど、土地(ち)→とう→10(とう)→10万円だな、みたいな……。もうこじつけです。正直こういう工夫もしないと、なんで土地は10万円が免税点なのかなんて考えても仕方がないので。割り切って覚えちゃってました。

かといって力をかけすぎない

3問全問正解する!と決めていたものの、正直そこまでめちゃくちゃ勉強していたか、といえば決してそうではありません。過去問アプリを使ってスキマ時間に問題を解いたり、あとは8月以降日常となった年度別過去問や模試などでひとつひとつ細かい知識含めてわかるようにしていった、というのが税における私の勉強の実態でした。実際、9月の模試では1点しか取れなかったですし(それで焦ってちょっと過去問多めに回したというのはありますが)、意外と直前期でも”なんとかなる”分野なのかもしれません。疎かにするのは勿体ないと思うので、ちゃんと対策して、ちゃんと点を取りにいくべきだと、私は思います。