おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

年度別過去問の解き方・使い方

今日は過去問をどうやってこなしていたか、について振り返っていきます。

 

 

テキスト→分野別が終わったら年度別へ

私の場合、~7月末くらいまではテキストの読み込み→アプリで分野別問題集をする、という勉強ルーティンで過去問を解いていました。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

分野別問題を解くときは、以前紹介した下記方法(理由付けノート)で必ずやるようにしています。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

 なので、一応7月末までに、過去問10年分を1周はしていることになります。その後、今後は年度別過去問に移行します。

年度別過去問の選び方

7月末~年度別過去問に移行するにあたり、使用した過去問題集はこれ。

 

※2024年度版です。

私が使用していたサブテキストと同じところから出ているものにしました。理由は、過去問題集→テキストへの逆引き(と言うんでしょうか)が出来るようにしたかったから。過去問をやるうえで、当たり前ですがどうしても間違ってしまったりわからなかったりするところが出てきます。そのときに、「これはテキストのどこに載っている話なのか」がスムーズに出来ないと時間のロスになるし、それがストレスになるなと感じていました(不合格になった際がそうでした)。ちなみに前年度不合格時は、色んな人の解説を読みたいという意図があり、テキストと年度別は別の著者のものを使用していたのですが、正直あまり意味がなかったかなと。

その反省を踏まえると、必然的にテキストと同じところからのものを使うことしか選択肢がありません。私のメインテキストの著者である吉野塾からはおそらく過去問題集は出ていなかったので*1、ユーキャンのものを使うことにしました*2。問題集によっては10年分しか網羅されていないものもあったように思いますが、ユーキャンのは12年分と少し多めに収録されているのも良かったです。

ちなみに、年度別問題集は前述のとおり不合格となった前年も買い揃えてはいたのですが、正直買い替えるのは悩みました。所詮は過去問だしなぁ…って。アプリでも年度別で見れることは見れるし。だけどここでまた法改正の内容をひとつひとつ確認してそこは書き換えて…とかやる時間が勿体ないなという結論に達し、またアプリだと付箋をつけたりが出来ないなぁというのもあったので、ここは素直に買い替えることにしました。

年度別過去問の解き方

年度別を解き始めるにあたり、色々どうしようか悩みましたが、結果的に下記のような流れで解きました。

  1. 「理由付けノート」を使って12年分1周
  2. 1周目に間違えたところだけを「理由付けノート」でもう1周
  3. 時間を計って通常通り解くのを1周→業法だけを集中的に1周
  4. 直前期に2周目でも間違えたところを確認
「理由付けノート」を使って12年分1周

まずは前述の「理由付けノートを使って解くやり方」で12年分を1周しました。理由付けノートでやると当然ながら通常通り解くよりは時間が掛かるので、時間制限は無しで解きます。私の過去問を解く意義としては、出来ないところを浮き彫りにしたい、わからないことをわかるようにしたい、というのがあったので、まずはいつも通り、地道に理由付けノートです。もちろん、わからなかったところはテキストやノートに戻ることはしっかりやります。

あ、過去問を解くにあたり、この段階では点数は気にしません。

1周目に間違えたところだけを「理由付けノート」でもう1周

2周目は1週目に間違えたところだけをピックアップして解きます。ここでも理由付けノートです。2周目でも間違えているということは、ガチで理解していないか、それとも”引っかかってしまう何か”があるのか、だいたいどちらか。なのでこの段階でもダメなところは、もう基礎中の基礎に戻って、テキストはもちろんのこと、講師陣のYouTube動画を見返したりして、本当に徹底的に苦手を叩くようにしました。

なのでこの2周目は、間違えているところだけをピックアップしているとはいえ、思った以上にかなり時間が掛かってしまいました。だけど今思い返せば、この徹底的に苦手を叩いたこの1周がのちのち点数アップに効いてきたかな、と思います。

時間を計って通常通り解くのを1周→業法だけを集中的に1周

ということで、2周目に大きく時間が取られてしまった結果、本当はやりたかった「時間を計って通常通り解く」という時間がなくなってしまい(2周目終わった時点で模試前ギリギリでした)。この時点で9月下旬、試験まで残り1ヶ月くらいというタイミングで、ここからの勉強方法がかなり肝になってきます。

私の場合、模試で実感したことでしたが、あまり2時間の試験で「時間が足りない!」ということがなく、そこは模試を解いていても、また不合格となった前年度も、苦労したところではありませんでした。そういう時間配分で解いていたから、というのもありますが(そのうち書きます)、時間制限内で解くということが自分にとって首を絞めるようなことではなかったので、「時間を計って過去問を1周する」ことにあまり意味がないような気がしてきました。それよりも、できないことを出来るようにすることのほうが今の自分には必要ではないか、と。

なので予定変更をし、できないことをできるようにすべく、模試を受けて課題として浮き彫りになった「業法満点」を目指して、業法だけを12年分1周することにしました。正直これだけであれば1~2日で終わりますし、業法だけ念入りにやったという自分の自信にもなったので、思い切って良かったなと思います。

直前期に2周目でも間違えたところを確認

直前期はやることがたくさんあります。のんびり年度別を解いている暇もないのですが、年度別を2周しても間違えたところは本番でも失点に繋がりやすいところなのは間違いないので、直前期の見直しはそこを重点的にしました。理由付けノートを使うと、ノートを見返せば間違えたところが一目瞭然なので、そこも理由付けノートのメリットでした。

ちなみに

2時間内で解く、など時間制限をかけて解く人が多いであろう年度別過去問ですが、上述のとおり私は結局一度もタイマーを使わずに解きました。それであれば分野別問題集で十分じゃないか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私としては年度別でやることに意義があると思っています。

というのは、分野別だと、その分野だけ集中して解くことになります。そうすると同じような設問ばかりを一気に解くことになるので、あまり苦手分野の発見には繋がらないのではないかと思います(さっきやったばかりからとける!ということが起こる)。これを年度別にすることによって万遍なく全ての科目をさらうような形になることで、より苦手なところが浮き彫になる。それが年度別過去問を使う理由だと思っています。

先ほども書きましたが、過去問は「いくら点が取れるか」ではなく「どこが自分にとって苦手か」を発見するためのツールという意識が、少なからず合格に繋がるのではないかと私は思います。

*1:出していたのかもしれませんが、おそらくSTORESでの取り扱いで、自分で印刷する必要があったのではないかと思われます、間違っていたらすみません

*2:正直いうとこのユーキャンのもページ数までは表記してくれてなくて、このセクションに掲載されています、としか書いてなく、ちょっとそこは使いづらいところではありましたが。