おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

【前日・前々日】宅建試験本番に向けて

宅建試験まであと片手で数えられるほどに迫った日々をどう過ごすか。ここで運命が決まると言っても過言ではない、と思います。たとえ模試の結果が悪くても、点が伸びなくても、残された時間はあと僅か。そこに全力を尽くすしかありません。2020年のあのころ、私はそう思いながら、文字通り必死で最後の追い込みをしていた気がします。

以前、試験前日に何をしていたかは書いたことがあるのでそちらをみていただくとして、今日はその補足を少ししたいと思います。

 

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やることのリスト化

上記記事にも書いたように、試験前日の限られた時間を有効活用するため、事前に(金曜日の夜に)やることを箇条書きでリスト化しておきました。正直、リスト化すると次から次とやりたいことが増えてます。ですが、ここで大事なのが前日に消化不良を起こさないようにすること。リスト化したのにそれを全てこなすことができずにモヤモヤしながら当日を迎えたり、逆にリストを全部終わらせるために徹夜をしてしまっては、本末転倒。それは絶対に嫌だったので(スッキリとした気持ちで当日を迎えたかった)、あえてかなり絞って、「最低限やらないといけないこと」だけを書きました。そして、やることの箇条書きと併せて、どれくらい時間をかけるか(かかるか)も併記し、しっかりやりきれるだけの分量にしました。

私の場合は、それまでは業法に力を入れていたため、前日は逆に不安材料となってしまった権利と法令に力を入れました。さらにはみやざき塾のファイナル講座が公開されていたのでそれを視聴したり、あとは過去問で間違ったところをを直近3年分だけ解き直したり。そして、勉強の一番最後には、ずっと信頼を置いてきた吉野塾で提供してくださっていた問題で、一度間違えた問題の解き直し(全科目)をやり、宅建試験前日の勉強を終えました。

本気でヤバいやつの付箋貼り

前日に勉強しているなかで、『それでも間違える問題』ってあると思うんですよ…残念ながら。ない人はすごいです、きっと余裕で合格なんでしょう。私はめちゃくちゃありました。前日なのに間違える絶望。

でもここで絶望してはいけません。次の日の本番では点取らないといけないわけですから。そこで私がやったのは、間違えた箇所のテキストに、ふせんをベタベタ貼るという作戦。その絵面は下記記事に写真で載せてます。

 

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さらに、その間違えた箇所は、今まで使っていない新しい色のラインマーカー(でもなんでもいいと思うのですが)でラインを引いて、目立つように。これで、テキストの付箋のページをめくれば、前日に自分がどこを間違えたか一目瞭然。

それをもう、当日はひたすら復習。だって前日間違えてるんですから、おぼえていなければ当日もし試験に出たら間違える可能性大アリですよ。前日間違えてちゃんと覚えていればそんな心配ないんでしょうけど、私はあまりに付箋が乱立しすぎて「これ全部覚えていないのか…」と結構ヘコみましたが、「逆にこの付箋をしっかり覚えれば勝てるんじゃないか!?」とも思いました。ここまで来て落ちるのは絶対にいやだったので、もう試験当日の朝勉も、試験会場の自分の席に座ってからも、(それだけを見ていたわけではないですが)ずっとこの付箋のページとにらめっこしていました。

新しいことはしない

色んな考え方があるとは思うのですが、私はもう、前日と当日は新しいことはしないようにしていました。ひとつ例外でみやざき塾のファイナル講座の視聴はしましたけど(それだってずっとお世話になってきた講師のおひとりの講座ですけどね)、それ以外は新しくどこからか引っ張ってきた資料をみたりとか、今まで読んだことない講師の解説を見聞きしたりとか、そういう“新しいこと”はしない。直前になると、色んなひとが色んなこと(ここが出るかも!から試験始まってもないのに合格予想点数とかまで!??)を言ってきます。マジでそんなの読んでるだけ無駄ですから。自分が今まで信じてきたテキストと自分のノート、そして信頼を置いてきた講師の言葉だけを信じて、本番を迎えました。

ここで新しいことに手出しして、混乱してはそれこそ勿体ないので、自分の手の届く範囲の情報をしっかり自分に取り入れることを意識しました。ここまできたら、自分のやってきたことを信頼したほうが、結果として精神衛生上良かったと思います。