おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

【振り返り】果たして目標設定時の「やることリスト」は達成したのか

約半年ぶりの更新となります。

ひととおり宅建受験期のことは書き終わったかな、と思っていたのでしばらくブログの更新はお休みしていたのですが、一方で「まだ書いていないことはないだろうか」とずっと考えていました。そのなかで、「あれ?勉強の過程を網羅的に書いたつもりではいたけれど、当初設定した目標を達成したかって書いてなかったような…」と思い出したのです。

勉強開始時に設定した目標というのは下記の記事に詳しいです。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

もちろん、大前提として『宅建試験に合格する』という目的があったのですが、これはある意味ゴール。このゴールを達成するための指標となるような目標(一部目標といえないような項目も含まれていますが…)をいくつか設定し、それを達成するために日々勉強を積み重ねていきました。合格のために立てた目標、果たして達成及び実行できたのか!?これを振り返ることによって、これから宅建を受験するみなさんが、必要な目標設定とはなにかを明確にしていただければと思います。参考になるならないは別として、ですがw

最終目標:40点越えで合格する→達成!

これは前年度の反省を踏まえ、目標点数を設定しそれに向かって勉強をすすめることで、受験日にはしっかりと合格点を取れるようになっておこう、という趣旨で設定した点数でした。結果は下記のとおり。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

見事41点獲得でした!ギリギリ目標点より1点オーバー!合格したことはもちろん嬉しかったですけれども、自分で設定した目標点を達成できた、ということもすごく嬉しかったです。やっぱり40点越えで余裕を持って合格したい、というのがあったので。

1.10年分の過去問100%解答できるところまでもっていく→未達

これは無理でした。結論を言うと、そこまで持っていく時間がなかったですね。時間があと…2か月くらいあればそこまでやれたかもしれないですけど、たぶんそんな余裕のある人はあまりいないのではないかと思います。

勉強のペースにもよるとは思うのですが、以前より書いている通り私は8月のお盆を勉強計画の一区切りとしており、勉強開始当初はそこまでに過去問を終わらせ、なおかつ正答率100%にしたいと思っていました。しかしながら到底そんなペースで勉強をすすめることはできず、7月末に年度別過去問をスタートするタイミングで計画を変更。年度別過去問をすすめながら、自分に不足しているところを克服していくようなスタイルをとることにしました。そしてその時点では、9月にある模試で40点取ることを目標に見据えていました。それについては下記が詳しいです。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

「過去問正答率100%」という目標設定した当初は、それくらいの正答率を達成できれば受かるだろう、と思っていました。でも試験が近づけば近づくほど、正答率なんかよりも「できないことをできるようにする」「わからないことをわかるようにする」というほうが重要だということに気付いていったんですよね。だからあまり数字を気にすることなく、ひとつひとつ出来ないことを潰していくというほうに意識が向かっていったように思います。

2.全分野漏れなくやり抜く→微妙、漏れなくはできていない

権利、業法、法令・税、5問免除の大きく4科目ををすべてやった、といえば達成になると思うのですが、それらを漏れなくやったかと言われれば、決してそうではないかな、と。例えば税の項目なんかは、年度によって出やすい出にくいの傾向があるので、それを基にほとんど勉強しなかった分野はありますし、権利でも最後まで大の苦手とした不動産登記法は本当に基礎の基礎しか勉強しませんでした。

一番最初に目標設定をしたときには、全分野をしっかり全てやれれば合格できると思っていたからそういう目標を立てたんですけど、限られた時間の中で覚えることも膨大にあって、それなのに全分野漏れなくやるのはあまりに非効率。それに気づいたので出題傾向に合わせた勉強の仕方になりました。

3.消えないペンでやる→達成!

これは…目標と言えるのか…笑

何故このような目標(?)を立てたかというと、不合格時(2019年)の反省によるものです。不合格になった年は、シャープペンシルはほとんど使わず、「消せるボールペン」を使って勉強をしていました。消しカスが出ないし、1本持ち歩けば消しゴムを持ち歩く必要もなくて、重宝していました。

が、しかし。ある晩夏の日、車の中に『要点ノート』を置き忘れてしまったことがありました。もうおわかりですね…その日の夜、ノートをめくると文字がほとんど消えてしまっていたのです!!!消せるボールペンは、摩擦熱によって文字を消すという仕組み。なので高温下では文字が消えてしまうんです…。それを復活させるためには、単純に冷やせばよいのですが(冷蔵庫に入れるなど)、そうすると今まで消してきた文字も復活してしまうという。。つまりもう完全に元に戻すことはできない。

もう本当に困りました。ノートを元に戻すだけで数日かかりましたから。それも完全に全てを戻すことは諦めて、重要なところだけ戻しましたけど、かなり萎える作業でした。さらにそれが起こったのが9月の直前期で、そんなことしている時間もないタイミングというのもあって、精神的に結構なダメージ。

なのでこの時の反省を生かし、もう消せるボールペンで勉強は絶対にしないと決めたのでした。みなさん、勉強は消せるボールペンでしてはいけません!

4.こまめに休憩を入れながら勉強する→達成!

これは下記記事が詳しいです。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

そもそも私は勉強の集中がなかなか続かなくて、2019年は結構それで困っていたんですけれども、色々な方法を試して休憩を細かく取るということが結果長い時間勉強するためには必要だな、ということを発見しました。それで上記記事のようなルーティンをとることにし、だんだんと『まずは25分』というのが身についてきたような感覚がありました。いい習慣になったと思います。

5.8月までに過去問終わらせる→未達

計画を立てたときには8月末までに過去問を終わらせて、且つ正答率100%まで持っていくということを目標にしていました。なにをもって「終わった」とするかというと、なんともニュアンスが微妙な感じがするのですが、まずは上述のとおり正答率100%という目標は未達。そして10月の超直前期の土日に解く用に手つかずの過去問を1題残しておいたという時点で過去問を全て終わらせてはいない、というのもあります。

一応7月末までに(分野別)過去問10年分は1周してはいますが、それで「過去問が終わった」とは到底言えないですので、未達となりますね。過去問は結局前日まで解いていました。最後まで正答率100%にはならなかったので、間違えたところは何度も解き直しています。

6.9月からは苦手分野と民法新分野を徹底的にやる→微妙、直前期までやっていた

当初の計画では8月末までに過去問を終わらせ、9月以降は苦手分野と民法改正点をやりこみたいと思っていました。上述のとおり予定通りには進まなかったので、9月以降も過去問をやりすすめていたわけですが、結局は過去問で間違えたところを何度も解き直すことが苦手分野を叩くことに繋がりました。

一方で民法改正点については結構直前期まで忘れていてw。過去問を中心にやっていたので、急に「民法改正の対策って私あんまりやってなくない!?」って不安になり、模試を買い足したりしました。民法改正については過去問がないので、予想問題や模試が対策教材になるわけですが、結局それらも超直前期までやり続けていたので、「徹底的にやる」というよりかは「間に合わなくて直前期ギリギリまでやっていた」という感じですね…。

7.総勉強時間500時間を目標にする→未達

2020年だけで総勉強時間は約300時間だったので、未達。前年度2019年は約200時間だったので、本当にトータルすれば500時間いきますが。夏以降はかなりギッチリ勉強したので、春先の序盤にもっとしっかり勉強時間を取れば500時間いくかもしれないですけども、2年目だったからこんなもんかなとも思います。1年目で300時間しか勉強しなかったら、私の場合時間足りなくてたぶん落ちてました。