おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

【効果絶大】重要なのは問題の解き方

テキストを読み、分野別問題を解く。夏まで基本的に変わらないこのルーティンは、実は不合格だった前年度と同じ。ですがこのときに書いたように、変えたのはテキストの読み方。そして問題の解き方。これは前年度と大きく変えたところです。

問題の解き方を変える

もう具体的に私のノートを見てもらいましょう!そのほうが早い!wとはいえ、前年度(不合格時)に分野別の問題を解いていたときは、本当にただスマホアプリをポチポチやっていただけだったので、記録が残っておりません。なので何かの特訓問題かなんかを解いたときのノートがあったのでそちらを載せます。ちなみに今回は分野別問題の解き方について書いていますが、8月以降に年度別を解いていたときでも今年は基本的にこのやり方をしています(超直前期は除く)。

 

(2019年度)不合格時の問題の解き方↓

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(2020年度)合格時の問題の解き方↓


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画像が悪い+字が汚いのはご容赦願います💦ガツガツ解くことを一番にしていたので、むしろ字は汚くていい!くらいでやっていましたので…

解き方全然違いますよね。前年度はただ○✕を付けていただけ。今年は1問解く度に理由付けをしています。

実はこれ、私が編み出したわけではなく、吉野塾の吉野先生のブログに掲載されていた解き方です。直リンク貼っていいのかわからないので、詳しくは【吉野塾 理由付けノート】で検索してみてください。私が解説するより本家の解説を読んだほうが断然わかると思いますので。

ただし私は少しアレンジしています。私は吉野先生のノートみたいに大胆に書くとノートがいくらあっても足りない!と思ったので、1問につき基本的に理由は1行、権利関係など図を書く必要があるときは適当な紙(私は新聞のチラシの裏を使ってましたw)に書くというマイルールでやっていました。そして1問解いたごとに答え合わせをして(分野別はアプリを使っており、正誤どちらかを都度タップするようになっているので、自動的にそうなる)、回答もしくは理由が間違っていたら下の行に赤字で書く。さらにアプリのチェックボックスにチェックを入れる。これが1問解き終わり。

1問解くのにすごく時間が掛ります。ですが効果は絶大です!

理由付けの効果

ただ○✕で解いていくことの最大の欠点はまぐれで当たったものがスルーされるということだと私は思っています。私自身それを実感しつつも見て見ぬふりをしていた自覚があり、それが全く身になっていないということも自覚がありました。でも面倒くさくて結局スルー。でもそれでは今年は絶対にダメだと思ったのです。

問題を解くときに大事なのは「いかに沢山正解するか」ではなく「何故それが○なのか✕なのかの理由を考えること」。前年度受験したときの私はそこをわかっていませんでした。当たったらOK〜と思って問題を解き進めたところで、実力は付きません。表面的な、よく出るような問題は解けるようになるかもしれませんが、ちょっと捻られたり初めて見るような問題には太刀打ち出来ません。

とくに、近年の宅建試験はただの暗記や付け焼き刃では太刀打ち出来ないことは、前年度勉強していくなかでとても実感したことでした。今までみたことのない切り口や言い回しだったり、聞いたこともない用語だったり、難問奇問と言われる問題だったりが、当たり前のように出題されます。2019年の試験を受け終わった後に、「これはあと1年勉強したところで受かる実力をつけられるのだろうか…」と半ば絶望したこともあったくらい。それくらい、宅建試験はすでに過去問を解けば受かる時代は終わったのだということを自分自身で実感していました。

それでもどの宅建講師も過去問の大切さは訴えています。なぜだろう?と。次年度受ける決意をして、前年の反省を踏まえてどう勉強していくかを考えていったときに、自分は思考する力が圧倒的に足りないなと。だからちゃんと考えて、4択ひとつひとつをしっかり読んで、考えて、結論を出す力を身につける。「この問題、前に見たことある問題だから解ける!」ではなく、「この問題は見たことがないけど、考え方はわかるから解ける!」ようにならないと、きっと宅建には合格できないなと思いました。

 

なので問題1肢ごとに理由付けをしていき、たとえ正解していても理由が間違っていたら✕にして、きちんとテキストに戻るようにしていました。

正直めっっっちゃくちゃ時間掛かります。面倒だし。でもやっぱり地道に理由付けノートをやったことが私の最大の合格の要因だと思っています。もちろんこれをやっただけで受かるとは言いませんが。しっかりと自分の頭で考えて問題を解く。そして、分からないことをスルーせずに理解するまで復習する。頭の中で回答の理由を思い浮かべるだけでは、簡単にスルーできてしまいます。だから面倒でも、時間が掛かっても、ノートに書く。そう決めて本当に地道にやっていました。結局、分野別が終わって年度別過去問に移っても理由付けノートはやり続けていたので、問題を解くときの大半はこのやり方を続けていたかな。

最初は半信半疑でした。大変なだけで本当に効果があるのかと。でもひとつひとつ丁寧に解く習慣がつきましたし、やっぱり夏以降年度別に移ったときに点数の伸びが明らかに前年度と違ったので。あと先ほどもちらっと書きましたが、見たことがないような問題が出たときに思考して回答を導き出せるようになりました。表面をさらっているだけの勉強ではなくなったな、という感覚。

あともう一つ良かったのが、苦手項目が見える化したこと。

苦手項目の見える化

私のこのやり方だと、間違ったところが赤字で書かれるんですけど、あとから赤字だけ見返すと意外と同じ論点で躓いていることも多くて。つまりはそこが苦手なんだなということがわかって(そしてそれは直線期まで引きずっていた)、苦手分野を集中的に克服するぞ!というときに役に立ちました。

ただスマホをポチポチするだけだと、寝ころがりながらでも出来てしまうので勉強してる感もないのですが(寝る前とかスキマ時間にならいいかもしれないですけど)、やはり手を動かすことによって頭も働くような気がして。「勉強環境を整える」という意味でも、やってよかったと思う勉強方法でした。