おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

【苦手克服】都市計画法の攻略!その1

ものすごーく期間が空きましたが、続きを書いていきます。ペースはゆっくりかもしれませんが、2021年10月の試験までに書きたいことは全部書くつもりなので、ゆっくりお付き合いいただけると嬉しいです。

今日は都市計画法の攻略について。

 

永遠に理解できなかった2019年

2019年に宅建受験をしたとき、法令上の制限は本当に苦手で(というか苦手じゃない科目を探すほうが難しい感じでしたけど)、いつまでたっても得点源にならない分野でした。そのなかでも特に苦労したのが、今回取り上げる都市計画法と、建築基準法都市計画法は似たような用語が目白押しで(なんとか地区っていうのが多すぎ!)それをひとつひとつどんな地区なのか、どんな適用があるのか…などなど覚えることもたくさんあって、もう何が何だかさっぱりわからず。教科書を読んで、なんとなーく理解をして、問題を解いて…だけど少し時間を置くとすっかり忘れてまた1からやり直し。そんなことを何度か繰り返しながら、それで覚えられれば良いんでしょうけど、実際はさっぱり理解が進まない状況で。これじゃだめだ、となんとか打開策を見出すことにしました。それが…2019年の夏ごろだったんじゃないかと思います。

 

「自分が理解できれば良い」図解をつくる

試験前の夏なんて過去問を回し始める時期なので、明らかに勉強の進捗が遅いわけで。もうなりふり構っていられません。そこで、教科書やいつものYou Tube動画なんかを参考にしながら、図解(というかフローチャートのようなもの)を作成することにしました。ここではもう夏前で切羽詰まっているので、「自分が理解できれば良し」と割り切って、多少見づらかったり記述が無理やりだったとしても理解するためのものとして作成しました。

なので本来これは「自分だけが理解できればいい」図なので、公開するのはちょっと…と思ったのですが、かといってこの図を文章で説明できる自信はないので(笑)、アップします。でも、これはあくまで私が自分自身の理解のために作成した図なので、この内容をそのまま勉強ツールにはしないでくださいね。あくまで参考まで、というスタンスでお願いします。

 

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ものすごくごちゃごちゃしていますし、後からどんどん付け足し付け足しをしていっているので、今同じ図を作成するとしても、もっとレイアウトを変えるとは思います。でも勉強しているうちに書き込みが増えていくのは当然だと思うので、ある程度仕方ないかなと思ってはいます、いいんです自分が理解できれば。ちなみにこの図はVer.2で、2020年受験時に改めて作成したものです。原典は2019年受験時に作っているのですが、そのときに作ったものはこれよりももっとごちゃごちゃしていて、これ以上にあちこちに補足事項が羅列されて見づらかったので、そこを一応改善した結果のVer.2です。

この図を、私は問題を解くときに思い浮かべることができるくらいまで活用しました。最初はもちろんできないので、この図を見ながら問題を解いていったのですが、そのうちこの図を(まるで写真を思い出すかのように)頭で思い浮かべることができるようになるまで頭に刷り込みました。都市計画法の勉強については後半はもう教科書は見ずに、このノートの図を見て確認するようにしてました。もうこの図がすべて!みたいな感じで。だからめちゃくちゃ書き込みもしたし、覚えるための工夫もしたつもりです。

 

自分の知っている地域を都市計画法に当てはめる

この図でちょいちょい消しているところがあるんですけど…そこは自分の地元について記述していました。「再開発等促進区」のところにピンクの文字でお台場とか六本木とか都市っぽいって書いてあると思うんですけど(字汚いですが)、こんな感じで自分の地元ではどこに当たるのか*1を調べて書いたりとか、あとは上述のようにお台場六本木のように自分が行ったことあってイメージしやすいところを書いたりとか。そうやって自分の知っている場所と関連付けて覚えることで、再開発等促進区→再開発→ここ20年くらいで再発展した六本木を思い浮かべる→高度利用と都市機能増進だな、みたいに紐づけしてどんな地区かを覚えるように工夫していました。

結構この「自分の知っている場所と関連づける」やり方はイメージがしやくていいです。自分の知っている街がどんな風に変わっていったかというのは、きっと皆さんよくわかっていると思うんですけど、そのなかで「こういう地区計画があるから」→こう変わっていった、というのを調べると結構「だからこういう街になったのか!」と納得することが多かったです。ネットで調べると案外すぐ出てくるし、私はこれで理解も早まったのでおすすめです。用途地域も一緒ですね。イメージできるようにするの、結構大事。

 

動画で細かい知識を補う

あとはいつもの通りYou Tubeで動画を観て情報を補い、理解を深めたのもこの分野攻略には大きいポイントでした。教科書ではあまり扱われていないような細かい情報なども網羅してくださっていたのが先生方の動画だったりしたので、そこで得たことをまたノートに書きこんでいって。そうやって知識を補いつつ、問題を解きつつ、わからないことや新しい情報が出たらこのノート(と教科書)に戻りながら勉強をすすめていきました。

 

ほんとにこの図で点とれるのかな~?って思ったりもしたんですけど、実際2020年度10月試験ではこれで何とかなりました。ちょっと引っ掛けっぽいのもあったんですけど…でも、「都市計画区域に病院必須ってことないだろう」とか「都市計画区域を指定するのが市町村って規模狭くない?都道府県だよなぁ」とか(詳しくは2020年度10月試験問15を見てみてください)、ちょっと思考が必要だったりもしましたが、それプラスこの図でなんとかいけました。なので、ただ表面上だけで覚えるのではなく、ちゃんと「考えて・理解する」ことが必要だったな、とは(試験終わってから)思いましたが。それ(=きちんと考えながら問題を解くこと)を実現できたのは理由付けノートのおかげ。下記で詳しく書いていますが。結局いろんな勉強法(ノート作ったり、解き方工夫したり、動画みたり…)を総合して、合格に近づいていったんですよね、きっと。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

 

次回は都市計画法の開発行為編です。

*1:お台場や六本木が地元ではありませんので、あしからず…笑