おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

【5問免除】手抜きして統計で1点取った方法

統計は、宅建全50問の対策のなかで、最も手を抜き、最も勉強しなかった項目。ですがちゃんと本番で1点取りました。このやり方で万人が1点取れるとはもちろん言いませんが、あくまで私のやり方です。名付けて、「一夜漬け戦法!」ですがw

統計という項目は、文字通りその(前)年の数字関係にまつわる内容で出題されます。なので毎年出題内容が変わり、且つ最新情報を入手して勉強する必要があるため、どのテキストにも統計に関する内容は掲載されていないはずです。そのため過去問もカットされています。とはいえ「住宅着工棟数」や「地価公示」など、出題の傾向はあるので、無限にある数字を覚えないといけない!というわけではありません。

ですので、傾向がわかりやすく、対策は比較的しやすい項目だと私は思っています。

1.無料教材をゲットする(複数)

テキストに解説の掲載がないならどうするか。自分で調べて入手するしかありません。かといってわざわざ有料の何かを購入するような人はたぶんいないんじゃないでしょうか?最新情報を入手しないといけない、というと圧倒的にスクール生は有利な気がしますが、独学者でも全く問題ありません!今は無料で資料を提供してくださっている講師がいらっしゃいます。

私がお世話になっていたのは、毎度おなじみ吉野塾の吉野先生と、宅建みやざき塾の宮嵜先生。他にも無料で資料提供してくださっている講師の方々はいるかもしれませんが、あまり手広くやっても収拾がつかなくなるので、私はこのおふたりを頼っていました。いずれもSTORESという教材販売サイトから資料を無料でダウンロードでき、講義はYouTubeで視聴できたので、それを活用します。

なぜ複数教材使用するかというと、それは私がテキスト複数持ちだったとの同じ理由です。たぶんどちらか教材1つだけでも1点取れることは取れると思います。でも、たまにどちらかしか掲載されていない数字があったりとか、あと大抵数字を覚えるためのゴロも一緒に提供してくださっているんですけど、そのゴロの覚えやすさ/覚えにくさがあったりとかしてwだから、覚えやすい方を取捨選択して活用させていただいていました。

ちなみに、昔受験したときに何もわからず「これだけ数字が載っていれば絶対点取れるでしょ!」と、A4何十枚もの統計対策テキスト(というか数字の羅列)を某サイトからダウンロードし使っていたことがありますが、結局本番では覚えられないまま1点取れるわけもなく…という結末でした。先ほども書きましたが、毎年出題が変わるとはいえ出題傾向があるので、「傾向と対策」をきちんと分析されているものを使用したほうが、結果的に効率よく1点取れるかなと思います。逆に、講師陣が提供してくださっているテキストにも掲載されていないようなことが出題されたら、たぶん他の人も取れていない可能性があるので、もう捨てちゃった方がいい、と私は割り切っていました(実際そんな奇問は出ませんでしたけど)。

2.模試の前に急いで覚える

教材をゲットした段階で、一応1周(YouTube視聴しながら、印刷した教材に書き込みしたりとかする)はします。あ、教材2つだからそれぞれ1周です。でもこの段階では無理に覚えようとはしません。「覚えられてたら良いな~」くらいのノリです。そしてそれ以降は放置。日々の勉強のなかに統計を入れることはしません。

ちゃんと覚えるのは、模試の前日。そのうち書きますが、私は9月に1度外部模試を受験しました。その前の日にもう一度YouTubeを視聴しながら、今度はきちんと覚えるつもりで頑張ります。この段階でそれぞれ2周目なので、初見よりはマシなはずです。ちなみに2つのテキストはほぼ同じことが書いてあるので、「地価公示はこっちのテキストを見る、住宅着工棟数はこっちのテキストを見る」というふうに、使い分けをしていました。わざわざ切り貼りしてオリジナルテキストを作る、なんて時間は勿体ないので、使わないほうの内容には蛍光ペンで×って書いたり。所詮はゴロで覚える項目なので、ゴロを複数覚えようとするのは訳がわからなくなってしまいます。そこは取捨選択で。

あ、なので統計は9月の模試まではほぼノー勉でしたね。

模試の当日も、行きの電車のなかで教材みて復習したりとか、あとは模試がはじまる直前まで教材みて覚えました。人によると思いますが、問題の解き方の順番として私は5問免除から解いていたので、ついさっきまで必死で覚えたことがすぐ問題として出るような流れでした。

ここで大事なのが、模試だからといって「統計取れなくてもいいや」と捨てないこと。模試でも全力で取りに行きます。こんな一夜漬けでいいのか?と思うかもしれませんが、いいんです。逆を言えば、この一夜漬けで点が取れれば、本番も一夜漬けで点が取れるということだと思うので。「一夜漬けで統計1点取れるのか?」を試すための模試なのです。

模試が終わったら、また内容を忘れてしまっても大丈夫。それを前提としているので(あくまで私は)。

3.予想問題集を解く前にも復習

これも改めてそのうち書きますが、予想問題集を本屋さんで購入して直前期は取り組んでいたのですが、予想問題集を解く前にも統計のところを復習してから、問題を解きます。ここまでくると、統計に触れるのが3回目、4回目…だったりするので、さすがにちょっとは覚えてきます。でもそれでも忘れてナンボ、あくまでも一夜漬けという感覚はあるので、問題を解く前に見る、というルーティンは外しません。

ちなみに私が使っていた予想問題集は50問×3題だったので、予想問題集を解くというところで統計は3周したことになります。もちろん、間違えたところは復習しておくのも忘れずに。

でもまた、多少忘れたとしてもOK。そして再び、統計には触れない日々。

4.本番前日と当日にまた復習

ここまで来たらもうわかりやすいですね。前日と本番当日直前に復習。ちなみにこの時点ではYouTubeを視聴することはせず、テキストを見て確認といったところです。まぁさすがに忘れていても、「あぁこのゴロだったな」とか思い出せるくらいまではきているはずなので、ここまで来れば「覚える」というよりかは「思い出す」作業という感じです。

 そして1点ゲット!

一夜漬けですが、それでも十分得点できるし、その分他のところに時間をかけたかったので、私はこのやり方でベストだったかなと思っています。