おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

勉強中のおすすめBGM5選

勉強中に私がよく聴いていた音楽たちをご紹介します。基本的には歌詞がないインストゥルメンタル曲を好んでチョイスしていました(歌詞があると勉強に集中できないため)。

 

基本はSpotifyから

Spotifyは無料会員と有料会員があるのですが、私は無料会員でもとくに不便なく使っていました。無料会員だと自動でシャッフルされたりなど使い勝手が悪い部分があるのですが、勉強用BGMに使う分にはむしろシャッフルされているくらいでちょうどよかったりしました。広告が入るのはちょっと耳障りですが。

音楽も同じようなのばかりを聴いていると飽きてくるので、色々なジャンルからチョイスするようにしています。

Browse→ジャンル→フォーカス

Spotifyにはたくさんのプレイリストが存在します。そのなかでも勉強のときに重宝したのが、Spitofy側で用意している「フォーカス」というプレイリスト集。その名のとおり、何かに集中するときに最適な音楽ばかりが集まっているので、基本的に迷ったらココからチョイスすれば間違いないです。上に貼ったDeep Focusの他にも、ピアノやギター、ジャズなど、プレイリストが豊富。気分で選ぶことができたので、かなり重宝したプレイリストページです。上に貼ったのは、中でもよく聴いていたDeep Forcus。

BGM Channel

 

こちらはBGMに特化したアーティスト(扱い)チャンネルなのですが、カフェミュージック(季節や曜日ごとに分かれている)のプレイリストやジャズに特化したプレイリストが豊富。私は特にHawaiian cafeがお気に入りでよく聴いていました。これを聴きながら勉強すると、南国で勉強している気分になりますw

ちなみにYouTubeにも同名チャンネルがあります。

 

 

Birds in the Forest

 

これもSpotify側で作っているプレイリストなのですが、もうとにかく疲れた!癒やされたい!!というときに、森林浴的な音楽を探し求めて出てきたのがこれ。森の中を歩いているような鳥のさえずりを聴くと、軽井沢の別荘で勉強しているような気分になります(?)。これに限らず、鳥のさえずりだけを集めたプレイリストとかも探せば出てくるので、そういうのを探して気分を変えるのはよくやっていました。

 

Coffee Table Jazz

 同じくSpotifyで用意しているプレイリストから、Jazzを集めたプレイリスト。これ、最初にご紹介したフォーカスのプレイリスト集に入っていたもいいくらいだと思うのですが、たしか入っていないんですよね。別のプレイリスト集から見つけてきたのかもしれません。聴くとおしゃれカフェにいる気分になれますw

ちなみにこのプレイリストだけで13時間超えているので日中ちょっと聴くくらいでは聴ききれないですねw

 

 王舟

王舟(おうしゅう)さんはインストを中心に発表しているアーティストで、聴くとわかりますがとても心地の良いメロディーが特徴です。たまに無意識にアガってしまうような楽曲もあるのですがw、フラットな気持ちで癒やされながら勉強できます。

 

おまけ:ラジオ編

ラジオは昔からよく聴くので、radikoのプレミアム会員になっています。だから放送から1週間は遡って再生できるので、その機能を利用してよく聴いていました。が、やはりラジオはおしゃべりだったりが中心なので、勉強中に聴いていたのは下記1択。

JET STREAM

JET STREAM | TOKYO FM | 2021/01/25/月 24:00-24:55 https://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20210126000000

言わずと知れた(?)イージーリスニングの音楽番組。時間帯が午前0時からということもあり、高校生のときから勉強をしながらよく聴いていました。そのときは伊武雅刀さんや大沢たかおさんが機長(パーソナリティ)だったのですが、今は福山雅治さんが機長になっています。代々受け継がれる優しい語り口と音楽、オープニングとエンディングで流れる「ミスター・ロンリー」は受験勉強の疲れも癒やしてくれます。

選曲は上述のとおりイージーリスニングが中心なので、その点でも勉強BGMにぴったりです。

 

 

勉強中のBGMについて

勉強中のBGM。大した問題ではない、と思うかもしれませんが、それによって勉強に集中できたり、はたまた気が散ってしまったりすると、案外勉強の進捗を左右するツールでした。私はハッキリ言ってケースバイケースで、音楽をつけるとき、つけないときがありました。

BGMをつけるとき

家で勉強するならば、私は基本的にはBGMは欲しいです。音のない世界で、かつ同じ環境(家)でひたすら問題を解いていても、煮詰まってきてストレスが溜まってきます。だからコロナ渦になる前には外(図書館やカフェ)勉強して環境を変えるようにしていましたが、コロナ渦の2020は専ら家での勉強に(詳しくはこちら)。個人的には図書館やカフェの環境音があるくらいがちょうど良かった、というのもあります。

煮詰まらないようにw、分野別問題を解くときなんかはできるだけBGMをつけながらやっていました。同じ分野の問題ばかりをひたすらやることとなる分野別を解くと、結構飽きてくるんですよね。年度別だとどんどん解く問題が変わっていくからあまり飽きるということがないのですが、分野別だと同じような問題が続くので。そんなときは、ちょっとアガる音楽があるだけで気分も変わります。

BGMをつけないとき

逆にBGMをつけないときもあります。BGMが邪魔になるとき…それは年度別問題集や模試を解くとき。2時間計って集中して本番を意識した解き方をするときは、BGMなんて邪魔です。そんなのんびり勉強をやっているときではないので。さらに、夏が過ぎ、試験勉強も佳境に差し掛かるとどんどん余裕がなくなってきて、やることに追われていきましたが、それに伴い音楽を聴くこともなくなっていきました。あ、もちろん、YouTubeを観て勉強するときも聴かないですよ、当たり前ですがw。

使ったもの

最近はCDだけでなく、サブスクなど音楽を聴く手段は多様化していますが、私も勉強のときのBGMを流すのにはスマホを音源とすることが多くて。そのために、というわけではありませんが、Bluetoothのスピーカーを購入して流していました。

私が使っているのは、このAnkerというメーカーのやつ。たぶんこの1つ前の世代のやつだと思います。そこまで高価なものではありませんが、スマホからダイレクトに音が出てくるよりもBluetooothですぐ繋いで音を流したほうが、部屋に音が広がってBGM感が増すし、音もいいのでBGMを流すときだけでなくYouTubeで講義を視聴するときにもよく使っていました。充電式なので持ち運びも楽だし。

 1年間、いろんな音楽を勉強用BGMに使っていていくなかでだんだんと「これが勉強には合う!」というのがわかってきたので、それら英知を結集させた結果は明日以降ご紹介していきたいと思います。

忘れることへの対処

私はとにかく忘れっぽいです。

学生の頃からそうだったか…と言われれば中学の頃はそうでもなかった気がするし、高校、大学と年齢を重ねるにつれそれを実感するようになってきました。もちろん、年齢が上がるにつれ学問のレベルも上がってくるわけですが、なんていうんだろうな…そういう学問を学ぶときに覚えるために使う記憶(長期記憶?)と、一瞬の物事を覚えるために使う記憶(短期記憶?)、どちらも弱いので、なんかもうどうしょうもない感じw脳の専門的なことはわかりませんが。

だから暗記はとても苦手。とくに脈略のないものごと(例えば数字だけを覚えるとか)はほんとーーに覚えられません。とはいえ学問を学ぶのに「覚える」ということから逃れることはできないですよね。覚えることを覚えなければ、試験に合格なんてできませんから。

だから宅建試験でいうと法令上の制限(とくに建基法とか)は暗記項目が多いので苦手にしていました。「こういうものだ」と割り切って覚えることが多くて…わたしのやり方がイマイチだったのかもしれないですけども。のちのちゴロを使ったり何だかんだ工夫して覚える努力をしていました。※それについてはまた法令上の制限対策についてしっかり書くときにお伝えします。

勉強していて愕然としたのが、報酬計算の項目。この項目、計算自体は難しくないのですが、細かいルールが多くて。速算式自体はすぐ覚えられたのですが、代理か媒介か、さらには特例やら何やらでもう大混乱!!!いつまでたっても得点源にならずに苦労した項目のひとつなのですが、それじゃあいつまでたっても業法満点の足枷になると、ある休みの日1日使って、もうひたすらに報酬計算の問題を解きまくりました。今まで全くもって得点源にならなかったこの項目が、+1点得点できるようになれば、1日かけてやったとしても無駄にはならないじゃないか!と思って。そして実際、その日の夕方には9割5分正解できるようになりました。あぁ良かった!これでもう報酬計算は苦手ではなくなったし、今日1日が無駄ではなかったなと。時期としては8月か9月か…結構直前期だったので、また一歩合格に近づいたなという気持ちで。

それで次の日、もう直前期なので年度別過去問を解いていて、驚愕しました。報酬計算の特例について問うような問題で不正解だったのです…前日あんなにやったのに、ですよ…?ふっと、「あれ?これどうやって解くんだっけか…」と悩んだんですよね。その時点で自分の頭の悪さというか記憶力のなさに本当に呆れました。。

 

もうね、仕方ないんです。それでもやるしかないのだから。諦めずに繰り返すしか道はないんですよ。でも本当に困って、ネットで覚え方調べたりとかしましたけど、音読したり解説動画観たり何度も読んだり何度も問題を解いたり、そうやって繰り返して身につけていくしかないんですよね。覚えていないのなら覚えるまでやりなさい、というようなことをみやざき塾の宮嵜先生も以前仰っていました…本当にその通りで。

そういうガチでだめな項目は、直前1ヶ月とか毎日問題解きました。毎日やれば流石に覚えてくるので。でもそうなる前に、本当は早い時期からしっかり繰り返しやっておけばよかったなぁ、と今更思います。そうすればたとえ忘れたとしても復活が早いというか、「あぁそうだった!」となると思うので。理解していないところをいくら覚えようとしても、前の蓄積がないとまたイチからに逆戻りで、時間がいくらあっても足りなくなりますからね。

結局、小手先のテクニックではどうにもならないので、王道で攻めるしかないのでした。

結局、捨て科目なんてない説

不合格になった2019年の話を(またかと思われるかもしれませんが)続けます。ちなみに不合格の反省は下記です↓

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

 

2019年度の宅建試験が終わった2019年10月20日(日)15時ちょうど。「これは…だめかもしれない…」と感じたと同時に「この試験また1年間勉強したところで無理じゃないか…?」というのも実感としてありました(そのときのことについてはこちら)。

初めてみる問題に太刀打ちできないんじゃないか?というのもありましたが、それに加えて30点という惨敗でしたので、この後再受験をするにしてもどうやって点を稼いでいけばいいのだろうかと、半ば宅建試験に対して諦めのような気持ちと、「何が正しかったんだろうか」という混乱に近いような気持ちでいました(だから再受験を決意するのが遅くなったんですけど)。権利を頑張るべきだったのか?業法だったのか??それとも法令???…私は結局何に力を入れて勉強すれば良かったのだろか、と。

通常、点の稼ぎ方としていわれているのは、

権利:8点

業法:満点or19点

法令・税:9点

5問免除:4点

の計40~41点くらいかと思われます(もちろん人によって考え方は違うと思いますが)。基本的には権利は難しいから多少できなくとも、業法で満点近く、法令税や5問免除で8割近く獲得し、合格まで持っていこうという魂胆だと思います。私もそれには大いに賛成でしたが、2019年当時権利関係は大の苦手で、当然点は稼げないので全く期待せず、むしろ捨て科目とさえ思っていました。「権利関係?こんなに難しいのに点なんて取れるわけないじゃん🤷」みたいなスタンスwさらに、例え権利が0点だったとしても、他の科目が満点ならそれだけで36点だ、みたいなのを何かで聞いて鵜呑みにしちゃったんですよね。そんな実力なんてないのに。

結局、業法や法令税で点数を稼ぐことも出来ず、権利はまぁ…ですよね…みたいな結果でした。そして気づくのです、結局捨て科目なんて無いじゃん!ということに。何かを捨てると、それ以外が何かの拍子でダメだったときに、それに足を引っ張られて芋づる式に落ちて行ってしまうのだなと。ま、早い話が権利関係を捨ててはいけない、ということですね。あと意外と税を捨てる人もいるらしいんですけど、私はこれを捨てるのは勿体ないと思います。ちゃんと勉強すれば取れるから。かといってそれらばかりやっていてはいけない。やはり設定した目標点(40点)を突破するためには、全科目満遍なくやることが大事なのなのだと。

どれかに頼ることもしない。かといって捨て科目も作らない。もちろん、各科目のなかでも業法は満点取るぞ!とか、上記点数に沿った凸凹は出てきますけども。私はそれに気づくのが遅かったのだと思います。むしろ落ちなければ気づかなかったかも…。

とはいえ!権利関係のなかでも、本気でダメなやつは概要だけ押さえて捨てたところはあります。それは下記記事の権利関係の項目が詳しいです。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

 

結局2020年度試験でも目標にしていた業法満点は取ることができず、かわりに権利関係が何故か私にしては高得点だったので、科目間で持ちつ持たれつ、みたいな関係になったのでした。

受験日まで勉強一色?いや、違う!!

宅建試験の勉強をしているとき(2019年~2020年)、勉強だけをしていたか?と言われれば決してそうではありません。休みの日には友人たちと遊んだりもしたし、私はライブやお芝居を観たり、旅行をしたりするのが趣味なので、それらも思い切り楽しんでいました。完全に私の持論ですが、勉強(や仕事)だけが人生ではない!それだけじゃ絶対に人生つまらない!と思っているので。やりたいことをやったり、会いたい人に会ったりすることを、仕事や勉強の犠牲にしてはいけない、と考えています(もちろん時と場合によるのは前提として*1)。

2019年に勉強していたときは、まだコロナのコの字もでていないときでしたので、勉強しなきゃ、という意識よりもやりたいこと(勉強もやりたいことではあるのですが、それはそれとして)に時間を費やしていた時間のほうが長かったように思いますw。実際、9月の下旬くらいまで旅行に出かけていたくらいで(でも旅行先で勉強は一応していた)。ま、これは悪い例で今となっては反省していることではあるのですが、旅行先でも勉強をしたはいいものの、やはり試験1か月を切ったタイミングでの旅行は勉強が気になって全然楽しめなかったし、やはり直前期という大事な時期で旅行を優先させたのはさすがに落ちるのも仕方ない行動だったかな、と今では思っていますけど。

2020年になっても好きなことを楽しみたい!という気持ちはあまり変わらず、まだコロナが今ほど猛威を奮っていなかった2月頭までは旅行を兼ねたライブ遠征に行ったりしていました。ただその後はみなさんの知る通りの世の中になっていきましたので、趣味は一旦お預け…となるはずが、今度はオンラインライブが盛り上がってきて。外出することはめっきり無くなりましたが、自分の好きなアーティストへの支援も気持ちも込めてオンラインライブはたくさん観ました。それだけでなく、オンライン飲みをしたり、読もうと思っていた本を読んだり、急にゲームをし始めたり、アマゾンプライムに入って映画観たり。それなりにやりたいと思ったことはやっていました。書いてはいませんが、もちろん日々の生活も疎かにはせずに、ですよ。

もちろん、勉強もやりました。自分でやりたくて受験を決めたことですし。ただ、勉強もやりましたけど、勉強だけやっていたわけではありません。同時に趣味も楽しむことにしていたため、案外メリハリのつく勉強ができたように思います。たとえばオンラインライブが19時からだとしたら、それまでは勉強をしっかりやる。小学生みたいですがw、楽しみを勉強のあとのご褒美として取っておいて、勉強が終わったらもうその日は勉強のことは忘れて思い切り趣味を楽しむ!というスタンスでいました。

当然、前年の反省を踏まえて直前期、特に昨日も書いたように9月末の模試を終えてからはスパートをかけたので、さすがに他に費やす時間はなくなり、趣味の時間は皆無になりましたけど。でもそれだってラスト1か月くらいです。

だから、2020年、たしかに私にとっては宅建受験の1年になりましたけども、宅建だけやっていたわけじゃないんです。好きなことも楽しみつつ、でも勉強に力を入れていたという感覚。たしかにコロナ渦でやりたかったことの半分もできなかったけれど、たとえばライブに行くための時間などが全部オンラインになったことで、効率よく勉強できた、とも言えます。もちろん外出が減ったから、勉強せざるを得なくなった、とも言えますけど。

以前も書いたように、宅建試験は甘くないので、中途半端な対策では合格できません。でも、だからといって好きなことややりたいこと、また日常全てを犠牲にする必要はないと思うのです。もちろん多少の我慢や犠牲は必要だとは思いますよ?それらやりたいことぜーんぶやってたら勉強する時間が無くなるのは当然ですし。でも、だからといってダラダラと時間だけ長く勉強すればいいわけでもない。結局はメリハリをつけて効率よく勉強したほうが、自分の精神的健康のためにもよかったと思います。

*1:外せない重要な会議などがあるときは、いくら行きたいライブがあっても仕事を優先させます。そこは一応、社会人として。。

不合格と合格の違い~成長曲線編~

前回、不合格になったときのことについて書きましたが、せっかくなので(?)今日もその時のことを書いていきたいと思います。前回の記事はこちら↓

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

 

勉強の成長曲線なるものがあると、昔聞いたことがあります。たしか大学受験のときに聞いたんだと思うのですが、人によって勉強の伸び方が違うと。勉強時間と成長が比例するように伸びていく人もいれば、時間を掛けてもなかなか伸びず、試験前になって急激に伸びる人もいる、と。だから(その当時は)夏休みになかなか伸びなくてもコツコツ勉強し続けなさい、という話だったと思うのですが、私が宅建試験を勉強しているときには

2019年勉強中の私:私の場合は後者(後から伸びるタイプ)だろうなぁ

→不合格知ったあとの私:最後急に伸びるとか全く無かったわ……

2020年勉強中の私:去年最後に伸びるとかなかったから少しずつ成長したいな

→合格知ったあとの私:最後の1ヶ月の伸びが決め手だったわ…だけど夏までにある程度のラインには達してないと絶対無理だったわ…

てな感じでした。

自分の実感を簡単なグラフにするとこんな感じ。

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成長曲線(実感)

 2019年は成長率も低く、最後の伸びもなかった

2019年不合格時は、とにかく伸びが低空飛行。8月までの基礎学習の時点でテキストの理解度も低く、8月を過ぎても成果が実感することもないまま、過去問を解いても全然点が取れない状況(この時点で結構ヤバいんじゃないか??というのはうっすらと感じていました)。ちなみに9月に受験した模試の時点で点数は30点。なんと本試験の点数と何ら変わらない点数。模試を受けてヤバさを実感したものの、追い込みをかけたような記憶もないので、おそらくスパートがかかってそこから一気に伸びた、ということもなく終了。そう、何もせずに「最後に伸びる」なんてあり得ないとここで思い知ったのです。

たとえ9月末の模試を受けてガチのスパートをかけていたとしても、そもそも8月までの段階でダメダメだったので、その時点で合否が決まっていたのかもしれません。

 

2020年は前年よりも伸び率UP。最後の追い込みも効いた

2020年は前年の蓄積が多少残っていたので、0からのスタートではなかったというのがまずひとつ。そして新たなツールや問題の解き方を変えるなどの工夫をすることによって、8月の時点で過去問でも比較的高得点をマークすることができるようになり、前年よりも少しは合格に近いことを実感。もしかしていけるかも…とすこし調子に乗るw

それを裏付けるかのように9月の外部模試ではA判定を取ることができて一安心…したのもつかの間、自宅で受けた模試でなんと29点という大惨敗。それに大きなショックを受けとにかくスパートをかけるべく、家にいる時間の8割以上…は言い過ぎだけど、家族に協力してもらいご飯、お風呂、睡眠以外のほとんどの時間を勉強に割き、さらには有給を何日か取り勉強をすることに。最後に徹底的にできないところをつぶしたことによって、なんとか合格点を超えることができたような実感。でも最後のスパートをかけなければ、また前年と同じように詰めの甘さにやられて不合格だったと思います。

 

最後のスパートをかけることでなんとか合格に手を伸ばして届いたような実感はあるので、最後の1ヶ月も大事ですが、それよりも夏までにいかに仕上げておくかが、私にとっては合否の分け目でした。時間がたっぷりあるだとか、短期集中型だとか、最後にありえないくらい伸びるぞ!!という要素があるなら、夏までの出来に左右されない人もいるのかもしれません。でも私は普通に仕事をしながらの勉強なので時間に限りもあるし、人よりも時間を掛けたり工夫をしないとすぐ忘れてしまうので、そんなに急な伸びは期待できない。だから夏までの蓄積が大事だったなというのが、振り返って一番に感じるところです。

でも本当に人によってこのグラフは違うのだと思います。私がこうだった、というだけで。実際、9月の模試で大惨敗だったのに合格した、という話も聞きますし。あと勉強期間1ヶ月で合格した人とかね!そんな短期間で合格できる人、どうやったのか逆に教えてほしいくらいです…

ツメの甘さは命取り

2019年に宅建試験を受けたとき、私の点数は30点でした。その年の合格点は35点だったので、5点は足りなかった計算となります。そのときの反省はこちら↓

 

 

正直、そのときは試験終了と同時に「あぁ多分ダメだろうな」という実感はありました。それは、もちろん分からなかった箇所がいくつかあったからというのもあるのですが、それは2020年に受けたときも同じで。それよりも、実感として大きかったのは「2択には絞れたけれどそこから1択に絞ることができなかった」問題が多かったということ。

実際答え合わせをしてみると、2択まで絞れたけれど間違っていて、しかも正解はもう1肢のほうでした、なんて問題が4問はありました。つまり2択まで絞れたはいいものの、最後の最後のツメが甘くて正解肢を絞りきれなかったのが落ちた最大の原因と言ってもいいくらいだったのです(ま、それが全部正解していたとしても落ちてたんですけど)。

やっぱりすごく悔しかったです。試験に落ちたということもそうですけど、「なんで2択まで絞れたのに正解出来なかったんだろう」というのが。あとになって講師陣の2019年度の総評を読んだりしていると、自分が間違えた問題で「この問題は2択まで絞れていれば上出来です」というのもあったりしたので、ある程度は仕方がなかったのかも…と思ったり。が、それでもその問題正解している人達もいるわけで、と改めて考え直し、自分の不正解を正当化してはいけないなと思い直したりして。

何が言いたいのかというと、詰めの甘い勉強をしていたら宅建は落ちる試験だということです。いまの宅建試験は難しいです。簡単に点を取らせてはくれない問題もたくさんあります。それでも合格者は、確実に取れる問題は確実にとってきます。自分が不合格も合格も経験して、実感したのはこの点でした。正答率が低くても、いわゆる難問でなければしっかり取るべきで。そういう問題でこそ合格者は点を稼ぐところなので。そこをきっちり取るには、あやふやだったり中途半端だったりな知識では太刀打ちできません。

わからないことがあったらきちんと潰す。覚えるのが億劫でも「どうせ出ないだろう」と正当化させないで面倒臭さがらずに根気よく覚える。マイナス思考になりがちなことの繰り返しですけど、合格するためにはその壁を超える必要があると実感したのが不合格の経験でした。